英語が苦手な子には、実はある共通点があります。
そしてその共通点は、『才能がないから』でも『センスがないから』でもありません。
私はこれまで、300人以上の中学生を指導してきましたが、30点前後だった子が70点近くまで伸びるケースには、ある共通の変化がありました。
今日は、英語が苦手な子に共通する特徴を5つお話します。
もしお子さんに当てはまるものがあれば、英語が苦手な本当の原因が見えてくるかもしれません。
特徴①「英単語を覚えることが勉強だと思っている」
まず最初にお伝えしたいのはこれです。
英語が苦手な子ほど、
「単語を覚えれば何とかなる」
と思っています。
もちろん単語は大事です。
しかし、単語だけでは、長い文章になったときにとたんに読めなくなります。
英語ができる子は単語だけではなく、
「文の仕組み」
を理解しています。
主語はどれか。
動詞はどれか。
いつの話なのか。
こうした見方ができています。
ですから、
英単語テストはできるのに文章になると全く分からない。
そんな場合は、
単語不足ではなく文法理解不足を疑って全体的に勉強しましょう。
特徴②「日本語の読解力が弱い」
次の特徴は、多くの保護者が見落としています。
それが、
日本語の読解力です。
英語が苦手な子の中には、
国語も苦手な子が非常に多いです。
なぜでしょうか。
英語の長文問題は、
実は英語力だけを測っているわけではありません。
文章を読んで、
内容を整理し、
必要な情報を探し、
答えを導く。
この力が必要です。
つまり読解力です。
全国学力調査でも、「読む力」が課題として指摘されることがあり、文章のテーマや内容を捉える力の重要性が示されています。 (Nippon)
実際、
英語の成績が伸びない子に英文を見せると、
英語以前に日本語訳を読んでも内容が理解できないことがあります。
だから私は保護者面談で
「英語を伸ばしたければ、本を読んでください」
とお伝えすることも少なくはありません。
意外に思われるかもしれません。
でも読解力はすべての教科の土台なんです。
特徴③「分からなくなった場所が分からない」
ここからが非常に重要です。
英語が苦手な子ほど、
自分がどこでつまずいたのかを把握していません。
例えば現在中学3年生。
現在完了が分からない。
でも実際に見ていくと、
原因は中学1年のbe動詞だった。
こんなことがよくあります。
英語は積み上げ科目です。
土台が抜けたまま先へ進むと、
どんどん分からなくなります。
だから学校の授業だけでは追いつけなくなるんです。
成績が伸びる子は、
「どこで分からなくなったか」
を特定します。
そしてそこまで戻ります。
遠回りに見えますが、
実はこれが最短ルートです。
30点から70点に伸びる子の多くも、
特別な勉強法をやったわけではありません。
中1内容に戻って穴を埋めただけです。
特徴④「英語を勉強ではなく暗記科目だと思っている」
次の特徴です。
英語が苦手な子は、
英語を丸暗記しようとします。
暗記でも多少は行けますが、膨大な量になり、限界をすぐに迎えます。
英語は暗記科目ではありません。
ルールのある言語です。ルールを覚えた方が早いです。
例えば、
三単現のs。
現在完了。
比較級。
受動態。
すべて理由があります。
ルールがあります。
理解すると覚えやすくなります。
しかし苦手な子ほど、
ルールを理解せず、
ただ英文を覚えようとします。
その結果、
忘れます。
そうすると、「勉強したのにわからない!」となって、苦手意識が強くなります。
一方で成績が伸びる子は、
「なぜそうなるのか」
ルールを理解しようとします。
まず、覚えて、使ってみて、「あ、こう使うんだ!」「こう言うことだったのか!」と言う理解がある。だから定着するんです。
特徴⑤「できない自分を信じ込んでいる」
最後の特徴です。
実はこれが一番大きいかもしれません。
英語が苦手な子は、
「どうせ自分は英語ができない」
と思っています。
でも私は300人以上を見てきて、
本当に英語の才能がない子を見たことがありません。
あるのは、
やり方の問題。
順番の問題。
成功体験不足です。
実際に全国的な英語力調査でも、英語学習の取り組みや学習環境によって成果には大きな差が見られることが報告されています。 (文部科学省)
つまり、
できないのではなく、
できるようになる経験が足りないだけなんです。
最初の小さな成功体験。
テストで10点上がる。
単語テストで満点を取る。
長文が読めた。
その積み重ねが自信になります。
そして自信が勉強を継続させます。
まとめ
今日お話しした特徴をまとめます。
英語が苦手な子に共通する特徴は、
- 単語だけ覚えようとしている
- 日本語の読解力が弱い
- つまずきポイントが分かっていない
- 暗記だけで乗り切ろうとしている
- 自分はできないと思い込んでいる
もしお子さんが当てはまっていたとしても、
悲観する必要はありません。
実際に私は19年間で300人以上を見てきました。
そして30点前後から70点前後まで伸びた子をたくさん見てきました。
大切なのは、
「なぜできないのか」
を正しく見つけることです。
もしお子さんの英語のつまずきが分からない場合は、概要欄のLINEからお気軽にご相談ください。
無理な勧誘はしませんので、
まずは現状整理だけでも大丈夫です。
英語は苦手科目ではなく、
正しい順番で学べば伸ばせる科目です。
一緒に頑張って伸ばしていきましょう!
